俺のこと好きになるの禁止だから!!


あと1問。



もう、終わるぞ!



と、もう一度検算をする。



…あれ…?



隣の作田君まだ手が止まってる。



「先生!」



「何だ?」



「わかりません!」



「そうか。ここはな…」



彼の方に目をやると熱心に質問をしている。



そうこういう間に私の課題は終わった。



「先生!終わりました!」



私の一言で先生が振り向く。



「どれ?…ちゃんと計算したのか?」



「え、ええ。」




「ん~?正解!」




や、やった~



「この調子でいけよ、また明日な!」



「はいっ!ありがとうございます!」



そう言い残し私は補習教室を出た。


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