俺のこと好きになるの禁止だから!!
「はははっ!」
教室につくと、ヒカリとツバサが話している。
なんだかとても打ち解けていた。
「唯ちゃん、終わったの?」
ヒカリが尋ねる。
「もちろん!あっそうそう…」
私は今といてきた問題についてツバサにお礼を言った。
「ツバサと一緒に勉強したおかげで早く終わったよ!!」
「…お?おう…」
まるで鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしている。
「………」
黙り込んじゃってるけど…。
意外だったのかな?
「お前に数学の問題を覚えている脳があると思わなかったよ。」
よし、そのケンカ買ったぞツバサ!!
「まぁ~唯だしね~わかるわかる!」
ヒカリ。あなた私の味方じゃないね?
「それはそうと、少し練習しよう。」
そう言い手にしてた台本を広げるツバサ。
「見せてみ?台本」
台本を広げるツバサに近づくヒカリ。
───ドキ───
気のせいだろうか胸が痛い。
「唯、見ないの?」
ヒカリがニコッと笑う。
「あっ、私も見たい」
ヒカリとツバサ。
あまりにも似合うその2人のツーショットに不覚にもドキッとした。