俺のこと好きになるの禁止だから!!
…ごく…ごく…ごく…
「ぷはぁ~~~生き返った~~~」
じっと見てるツバサ。
…はっ!?
左手を腰に当ててるわたし…
「おっさんか、私は!?」
「いや…いいよ。好きに飲め…」
え…あ…まぁ…
ついね。
…ごく…ごく…ごく…
「ぷはぁ」
「…。」
「はっ!?」
左手が腰に。
やっちゃった~~~!?
あ~~~反省~~~
ここで何で乙女な私ができないんだ!?
「おっさんか!?私は!?」
「いや、だから好きに飲めって…」
あ、うん。
…うぅ…恥ずかしいよぉ…。
ここで、『ホントの私は違の』なんて言ったら、絶対に疑うだろうし
こういう人なんだってことにしておこう。
「あはは」
ヒカリがお腹を抱えて笑いだす。
「私、唯ちゃんのそういうとこ好きよ。あははは!!」
私も一緒に愛想笑いをする。
私っていつもこんなんだっだかなぁ…?
「…。」
じっと見つめるツバサ。
き、嫌われたかな?
「俺も、正直なやつは好きだな…。」
…え?
よかった、結果オーライ!?
「面白いからな!」
「あ、ありが―――」
私はお礼を言いかける―――
むはっ!?
褒められてないぞ!?