俺のこと好きになるの禁止だから!!




「そんなでかい声出さなくても聞こえるよ。」




真っ赤な顔をしてツバサが答える。




「へへへ~」




なんだかうれしいな。




「まぁ~、この問題ぐらいやれば何とかなるかな?」




「わ~ありがと!!これで受かったも同然だね!」




「お前、そうは言うが…」




と何かを話そうとしたがツバサは途中で口を止めた。




「ま、頑張れよ」




うん!



頑張るよ!!




「ほら、あと数分で補習がはじまるだろ?」




「え……」




ホントだ。



時計を見てみると補習がはじまっちゃう時間だった。




「い、急がなきゃ!!ありがとツバサ!!」




「あぁ、俺はここで勉強して待ってるから。」




「わかった!またあとでね!」



「あぁ。待ってる。」



「う、うん」




そして私は補習教室へと向かった。




補習はそれから1時間程続いたんだ───


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