俺のこと好きになるの禁止だから!!



教室に向かう私。




ツバサ…いるかな…




教室に向かった私は、あたりを見回して確認した。





「…いない…か。」





もしかして



図書室にいるのかな…?




でも。



行かないほうが…




そう迷うものの私の足は図書室に向かっていた。




図書室にはツバサの姿が…。




そして、近くに作田君!?




「こっち!こっち!」




「え”!?」



作田君に手招きされる私。



横目でツバサを見るものの。



ツバサは机に向かっていて私には気づいてない。




「ここでいいか?」




作田君が尋ねる。



ど、どうしよう…



ツバサここにいるのに…



今更、断りづらいし…



「あ、あのさ。」



「?」




「私たちで勉強するって無理があるんじゃないかな?」




「なんで?」




「ほら、私アタマ悪いしさ」




自分で言ってへこむ…。



…作田君。あきらめてよ。




「う~ん、確かにな~」



「でしょ~?」



私は笑顔で答えた。



ツバサ、聞こえてるのかな……?



すごくヒヤヒヤする。


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