俺のこと好きになるの禁止だから!!




「なるほどな…」



じっと見つめる作田君。




なんで?



なんでなの?



『彼氏』の隣で告白するだなんて…。



「俺は、本気だからな秋野!」




「そ、そんなこと言われても…」



ヤバい、動揺してる…




「からかってなんかないから。お前は可愛いんだって」




そう言うと作田君はクスッと笑う。




もう…




「あ、ごめんな。勉強しようって言ってたのに俺抑えきれなくて…」




「え?あ…。うん。」




「俺、帰るわ」




そう言うと、作田君がが立ち上がる。




「返事は、また今度でいいから」




「え…?」




「秋野。」



じっと見つめる作田君。




「俺と、付き合ってくれ。」




その一言を言うと、作田君は図書室を出て行った。



< 114 / 201 >

この作品をシェア

pagetop