俺のこと好きになるの禁止だから!!
「なるほどな…」
じっと見つめる作田君。
なんで?
なんでなの?
『彼氏』の隣で告白するだなんて…。
「俺は、本気だからな秋野!」
「そ、そんなこと言われても…」
ヤバい、動揺してる…
「からかってなんかないから。お前は可愛いんだって」
そう言うと作田君はクスッと笑う。
もう…
「あ、ごめんな。勉強しようって言ってたのに俺抑えきれなくて…」
「え?あ…。うん。」
「俺、帰るわ」
そう言うと、作田君がが立ち上がる。
「返事は、また今度でいいから」
「え…?」
「秋野。」
じっと見つめる作田君。
「俺と、付き合ってくれ。」
その一言を言うと、作田君は図書室を出て行った。