俺のこと好きになるの禁止だから!!






「いててててて!」




私の頬をつまむヒカリ




「て、手!」




痛いよ!!




「はっきりしなよっ!」




珍しくマジメなヒカリがそこにいる。





「あ……。ご、ごめん。」




「決まってるんでしょ?」




ヒカリにもこんな一面あるんだ…
いつもふざけてるんだと思ってた。



「…うん」



私の心はそう、はじめから決まっていた。



明日。



作田君にそう答えよう。



そして、彼の気持ちに答えるためにも



テスト勉強頑張ろうと思う。



そう思い、手にしていたプリントを握りしめていた。
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