俺のこと好きになるの禁止だから!!


しばらく話している私たち。



すると、廊下側から見覚えのない女の子が私たちに話しかけてきた。



出口さんが対応をする。



「秋野さん、呼んでるよ?」







「…どうも。」



会釈をする女の子。



誰…?



ショートカットの活発系女子って感じの子だった。


まるでモデルの様な顔だちをしている。



「彼女って、F組で可愛いって噂の写真部の林さんじゃない?」



「出口さん、知ってるの?」



「とりあえずいってきなよ」


と、ヒカリ。



私は手にしていたペットボトルを


ヒカリのそばの机に置き彼女の下へと向かった。




「…秋野さん?」



なんだか強い口調で話しかけられる。



「え、あの…あなたは?」



「初めまして、私はF組の林です」



「えっと……?」



険しい顔で私を見る彼女。


出口さんも可愛いって言ってたし


可愛いって噂の写真部の子なんだろうけど…?


そんな噂が吹き飛ぶくらいの憤怒のオーラが見え隠れする。


何だ?


何をした?私。


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