俺のこと好きになるの禁止だから!!
「そうなんだ?ゴメンね。仲良しだって噂だったから付き合ってるのかと…」
「いやいやいや」
どんな噂だ。
「ゴメンね…最近どうも彼冷たくて…」
と、おとなしくなった林さん。
ちょっと作田君の気持ちも分かる気がするなぁ…
あんなに怒られたらなぁ…。
「実は私、誠一郎が好きなんだ…」
顔を赤らめながら笑う。
うるんだ瞳で語る彼女。
か、かわいい!?
ヤバいぞ!
私ってば『そっち系!?』が目覚めるかも!?
作田、付き合っちゃいなよ!
「お願いしてもいい?」
可愛く手を合わせる林さん。
「えっと。何を…?」
「応援してほしいんだ!私と誠一郎との恋を!」
…えっと…
「いいよ!!頑張ってね!」