俺のこと好きになるの禁止だから!!
「さ、300円あれば足りるよ」
「お前、バカだろ。ちゃんと計算しろよな。」
ツバサは鼻で笑った。
「唯、ホットケーキが好きなのか?」
「そだよ!だって甘くて美味しいじゃん」
その他にもメイプルシロップがパンに染み込んでいる具合がお洒落な感じがしていいのかもしれない。
「昨日、ヒカリ達と3人で『フレンズマーガリン』でホットケーキ食べたんだ~。」
「『丘の上の店』か?」
「そだよ。ツバサもさ今度一緒に『フレンズマーガリン』行こうね!」
「そうだな…。」
なんだかそっけない返事。
「…まぁいい。会計してくる。」
「うん!」
ツバサはそう言いながら先にレジに向かった。
ツバサ、どうしたんだろ。
……なんだか、冷たい気がするな。