俺のこと好きになるの禁止だから!!
「…なんだ唯か。ちびだからどこの小動物かと思ったぞ。」
「もう!心配してたのに!!」
そういうとベットから起き上がろうとするツバサ。
「い、いいよ寝てて」
「ははは、かっこ悪いとこ見られたな。」
「ごめん。」
「何が?」
「…頭突き…」
はぁ、なんで好きな人に頭突きをするかな?私…
自分で謝ってて情けなくなるよ。
「あぁ、いいよ。よけなかった俺が悪いんだから。」
ツバサが私の手に自分の手を重ねる。
「…ごめん。」
「だから、いいって。俺の方がみじめになるだろ?ノックアウトされたってのは!!」
「…そだね。」
そういいながら、私の胸はドキドキしていた。
「…ありがとう」
私がお礼を言うと、彼は優しく微笑んだ。