俺のこと好きになるの禁止だから!!
「ふふっ、だいじょうぶ。もう落ち着いたから」
ヒカリにそう言われ、ハッとする。
しまった。
慰めに来てたのに
いつの間にか、慰められてる!?
「ふふっ、珍しく唯に慰められちゃったね」
「それは違うよっ。」
おもいっきり否定する。
「?」
首をかしげるヒカリをまっすぐに見ることはできない。
私は手にギュッと力をこめる。
胸にふたをしたような思い。
「ごめんね…。全然ヒカリのこと考えてなくて。」
それは紛れもない事実だった。
「何?いきなり?」
ヒカリが恥ずかしそうにしながらも私の顔を覗き込む。