俺のこと好きになるの禁止だから!!
「え!?」
さらりと吐くとんでもない事実に私は目を丸くした。
「ハぁ…」
大きくため息を吐きながら返すヒカリ。
「忘れてたな?唯?」
「イヤイヤイヤ!!忘れてなんかないよ!!」
焦りながら言う。
「………なら、いいけど?」
私は、ヒカリにばれないようにさりげなく
本当にさりげな~~~~く、聞いてみた。
「ほ、補習って明後日からだよね?」
「そだよ。ついでに夏休みの宿題の提出日も明後日だって言うんだから学校の私たちに対する嫌がらせだよね~。」
ヒカリが優しく笑った。
「マジで~~~~~!?」
あと二日で終わる量じゃないよ。
数学でしょ。数学でしょ。数学…。
白い目で見ているヒカリ。
「……唯。私さ、思うんだけど───」
ど~しよ~~~~
宿題やってない!!
「唯?ゆ~~~い~~~?ダメだ。聞いてないな。」
宿題はいつやるの?
IMAでしょ?!
「唯。手伝───」
ヒカリがそう言いかけた瞬間
その言葉をかき消すように私は言った。
「いや、頑張って間に合わせる!」
「そう?…大丈夫?」
「───たぶん。」
またこういうオチですか!?
あぁぁぁぁ…
なんでこんなことになってるかなぁ~