俺のこと好きになるの禁止だから!!
カウントダウンは始まっていた
―2日後―
案の定、宿題を提出し損ねた私は、補習が終わった放課後教室で居残りをしていた。
「宿題を出すまでは帰さんからな~」
担任のこのセリフが決め手だった。
今日は教室には私しかいない。
ヒカリは、終礼が終わると
「宿題が終わるまで図書室で待ってるね」
などと言いながら涼しい部屋へと非難してしまった。
みんな、マジメだなぁ…。宿題終わらせているだなんて。
そう思っていると後ろから声が聞こえた。
「やっぱり、してなかったのか…」
そこには、呆れ顔のツバサがいた。
「ツバサ…なんで…!?」
私は慌てて机の上に広がっていた夏休みの課題を手で隠す。
「今朝、担任に注意されてたろ?んで、気になって来たんだよ」
う……っ。毎度毎度心配かけてすんません。
「手伝ってくれるの?」