俺のこと好きになるの禁止だから!!

「ねぇ、唯が何を言ってるのかさっぱりわからないんだけど?」


ニヤニヤしながらヒカリがたずねる。



「とぼけないで!!ヒカリのほんとの彼氏がツバサなんでしょ?」



2人で見つめ合ってきょとんとした顔している二人。



「私さ…バカだから、騙されていた私が悪いのかもしれないけど、だけど真剣に好きって思っているのにそれを影から笑っているのはひどいと思うんだ!!」



「唯…俺もそう思うよ。」



「ん…私もかな。」



ツバサが自分の耳を指したずねた。



「お前の中の方程式はいったいどうなってるんだ?」



「アンタなんか最低!!死ねばいいのよ!!浮気者!!」



「あのなぁ。前にも言ったろ?俺のこと好きになるの禁止だって」



「だって、好きなったんだから仕方ないじゃない!!好きになったんだから仕方ないじゃない!!好きなんだから~」



涙が止まらない。


信じられない裏切り。
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