俺のこと好きになるの禁止だから!!




「それぐらい大丈夫!大丈夫!ガンバレ!」




「う、うん…」



頑張ってはみるよ。




「お?噂をすれば『王子様』の登場だよ。」




「ツ、ツバサおはよ。」




と、挨拶するもののこっちをちらっと見るだけで素通りするツバサ。



「え”!?」



無視?




「…唯ちゃん、きっと夢だったんだよ。昨日勉強しすぎたんじゃない?」




ポンポンと肩をたたくヒカリ。




そ、そんなぁ。。。




―ガラガラガラッ―



担任の雪村先生が入ってくると同時に私たちの会話は解散し自分の席に戻った。





―ブルルル―




「あ…メール」




私はゆっくりそのメールを開く。




そこには、




『王子様、にらんでるよ?何したの?』




というメッセージ…。ヒカリ?






恐る恐る、後ろを振り返りツバサの方に目を向けると
ふてくされたような顔でこっちを見ていた。



…私、何かした!?




こ、怖いんだけど…。


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