俺のこと好きになるの禁止だから!!





─その日の放課後─



「は、はぁ!?」




ツバサ流のメルアドの教え方をヒカリに話たらあきれた様な反応が返ってきた。




「面白いでしょ?ツバサ。」




「いや~ないわ~唯ちゃん騙されてるって。」




「そうなのかなぁ…?」




「そうだよ!…あっ…!」



ヒカリ、悪い顔してるよ。



こっちを見るヒカリ。




「ないわ~」





と、何度もしつこい。




「ところで、唯ちゃんメールしてみた?」



まだ、連絡はしてない。



「今日も1時から勉強会なんだけど、その時すればいいかなって」



「ふぅ~ん?もう1時15分過ぎてるけどね~」



と、ヒカリに言われはっとした。



「また、遅刻だぁぁぁぁ!!」



すると廊下側の窓から声が聞こえた。



「オイ、秋野!!お前物忘れひどくないか!!」



振り向くとツバサが。



お、怒ってる…?



「お前、時計見ろよ!」



時計は約束してた1時を大きく過ぎていた。



…今日は『唯』じゃないんだね。



「お前、約束ちゃんと守れよ!バカか!俺、待ってたんだからな!」



「ご、ごめん。」



うぅ…やっぱりこの人女嫌いだぁぁ!!


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