俺のこと好きになるの禁止だから!!



「さっきから、何してるの?」



何やらぶつぶつ言いながらと机を合わせている。



「唯、お前チビだから、机6つくらいでいいか」



「チビって失礼だよ!」




教室の机を並べた簡易ベット。
ツバサは、机を6つ合わせた後、カバンからルーズリーフを器用に折って作った短剣をとり出した。



これから棺桶のサイズを測るとともにクライマックスの練習をするんだ。




「これ、ベットに見立てるからとりあえず寝ろ」



「…」



「どーした?」



「変なことしない?」




「するか!バカ言ってないで早く寝ろ!」




私がためらいながら机の上に乗ってみた。



予想通りぐらつく机。



「危なかったら助けてね?」



「あぁ。危なかったらな」



…助ける気がない返事。

う、動かないでおこう。



「いや、あの…き、きをつけてよ」



と、言うと彼フッって笑った。


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