俺のこと好きになるの禁止だから!!



「どうする?これ。」



「とりあえず、ツバサの机の中にでも入れとけばいいんじゃないかな?」



右手に持っていた台本とともにツバサの机を刺した。


ガサッ…


持っていた『ロミオとジュリエット』の台本が音を立てた。




───と、その時だった。




私はすごく重大なことに気がついた。





あれ…


ツバサからもらった台本って『昨年』の先輩が使ってたやつなんだよね。



…。



…もしかして…。




「ね、ヒカリ…今年の台本って去年のと一緒なの?」




何を言ってるんだ?って顔をするヒカリ。



「台本係いたでしょ?村井君と、みずほちゃん。」



やっぱり…!?




じゃあ、今日練習した意味ないじゃん!!




ツバサぁ~~~~!!(怒)




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