俺のこと好きになるの禁止だから!!
「宿題にこだわり続ける最低な俺のことを絶対に…
絶対に、俺のことを好きになるんじゃないぞ!!」
大きな声で叫ぶ。
わかってる。
わかってるよ。
せっかく仲良くなれたと思ったのに。
せっかく、いい感じだと思ったのに。
なんだろう夕焼け空がまぶしくてツバサの顔が見れない。
ツバサ、こんな風に思ってたんだ。
「だけど―――」
「俺、文化祭が終わったらお前に告白するから…」
大きく息を吸うツバサ。
「それまで、お前。俺のこと好きになるな。俺のこと好きになるの禁止だからな!」
…うん。
……うん。
「約束だぞ~!!」
…うん。
「私も~!絶対に好きになるもんか~~~!!」
精一杯声を上げた。