シルティアの魔術師
暗闇の中に、ふと光が浮かび上がる。



上空を目指す、幾本もの光の矢。



ーそして遥か上空から、地へと滑り落ちる太陽のような光。



ーカタキヲ、トッテー…



暗闇の中に、彼女の声が静かに響く。



そうだ…思い、出した…



姉上は、あいつに…



あいつにー…!
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