シルティアの魔術師
武器庫からの帰路は、駆け足でした。
ー書庫から窓の外を見た限りはまだ時間は昼のようでしたが、書庫までの時間・書庫に居ただろう時間を考えると、その長さは想像するに恐ろしいものでした。
私は謁見室の手前まで来ると、抜き足差し足でその扉の元まで寄ります。
そして扉の前で耳を済ますと、中から声が聞こえてきました。
ー書庫から窓の外を見た限りはまだ時間は昼のようでしたが、書庫までの時間・書庫に居ただろう時間を考えると、その長さは想像するに恐ろしいものでした。
私は謁見室の手前まで来ると、抜き足差し足でその扉の元まで寄ります。
そして扉の前で耳を済ますと、中から声が聞こえてきました。