シルティアの魔術師
「ううん、私はあなたの才能には全く叶わないわ。13歳でうちに来て僅か3年でこんなに上達したんだもの…。このままだとあっという間に抜かれてしまうわ。」
「…私をここまで育てて下さったのは姉上です。姉上がいらっしゃらなければ、今の私はいません。」
少年は照れながらも、誇らしげに言いました。少年の少女を見る目には私が姫君を見る目…憧れに似たものが感じられました。
「ー3年前のあの日、ラグディナの森で姉上に助けて頂いてから、姉上に感謝しない日は1日もありませんでした…。」
「…私をここまで育てて下さったのは姉上です。姉上がいらっしゃらなければ、今の私はいません。」
少年は照れながらも、誇らしげに言いました。少年の少女を見る目には私が姫君を見る目…憧れに似たものが感じられました。
「ー3年前のあの日、ラグディナの森で姉上に助けて頂いてから、姉上に感謝しない日は1日もありませんでした…。」