シルティアの魔術師
商業地区に比べて魔術地区はかなり静かな地区なのですが、その日はいつもと違い、魔術地区中が騒ぎの渦に巻き込まれておりました。




「ー姉上。」

何の騒ぎかと家の外に確認に出たタートスが扉を開けて入ってきました。


「タートス。…一体何があったの?」

エリスはリビングの椅子から立ち上がり、タートスの方へと駆け寄りました。
< 40 / 141 >

この作品をシェア

pagetop