シルティアの魔術師
扉の前まで来ると、その部屋の扉は僅かに開いていました。

基本的にはどの部屋も施錠がされており、決められた者しかその鍵は扱えないようになっているのですが…誰かが施錠し忘れたのでしょうか?

「それにしてもここは、何の部屋なのでしょうか…?」

私は誰か中にいないかも含めて確認すべく、中を覗きました。


すると真っ先に目に入ったのはおびただしい量の書籍でした。
ーどうやら私は、武器庫ではなく反対方向にある書庫に辿り着いてしまったようです。
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