シルティアの魔術師
「レオ殿下は、この中に…?」
「ああ、陛下の所に置き手紙を残してらっしゃったからな。『伝説の秘宝を探しに行く。』…と、書いてあったそうだ。それで、陛下がここに違いないと…。」
「…分かりました。」
エリスはそう言うと立ち上がり、森の方に向き直りました。
風が吹き、木の葉の擦れ合う音が聞こえます。
その音は本来であれば心地良い音であるハズなのに、何故か私は悪寒を感じました。
エリスは一度森をハッキリと見据えると、迷わずその中に足を踏み入れて行きました。
「ああ、陛下の所に置き手紙を残してらっしゃったからな。『伝説の秘宝を探しに行く。』…と、書いてあったそうだ。それで、陛下がここに違いないと…。」
「…分かりました。」
エリスはそう言うと立ち上がり、森の方に向き直りました。
風が吹き、木の葉の擦れ合う音が聞こえます。
その音は本来であれば心地良い音であるハズなのに、何故か私は悪寒を感じました。
エリスは一度森をハッキリと見据えると、迷わずその中に足を踏み入れて行きました。