シルティアの魔術師
その瞬間。


「きゃあっ!」


エリスの悲鳴が聞こえました。


見ると、いつの間にか彼女のローブの右腕部分に大きな穴が出来ており、そこから覗く彼女の肌も焼け焦げておりました。


一体何が起きたのか辺りを見渡すと、再びそれは彼女を狙いました。


ドォン…!


それはー雷でした。


エリスは今度はすんでのところでかわしました。


地面に黒く焼け焦げた跡が残ります。
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