シルティアの魔術師
ーエリス!
思わず、私はエリス達に覆い被さった土を払い落とそうと手を伸ばしました。
しかしやはりここでの私には実体がない為、土を払い除けるのはおろか、触れる事も叶いませんでした。
それでも何か出来る事がないかと辺りを見回していると、土の下からかすかに声が聞こえました。
「エリス=フリートルの名において命ずる…。」
土の中から僅かに光が漏れ、それがみるみるうちに強いものになって行きます。
「出でよ、ノーム・ウンディーネ・サラマンダー!」
思わず、私はエリス達に覆い被さった土を払い落とそうと手を伸ばしました。
しかしやはりここでの私には実体がない為、土を払い除けるのはおろか、触れる事も叶いませんでした。
それでも何か出来る事がないかと辺りを見回していると、土の下からかすかに声が聞こえました。
「エリス=フリートルの名において命ずる…。」
土の中から僅かに光が漏れ、それがみるみるうちに強いものになって行きます。
「出でよ、ノーム・ウンディーネ・サラマンダー!」