シルティアの魔術師
「自然に根づき、生きているあなたなら分かるはずよ。…四精霊を従えた者の恐ろしさが。」
エリスがもう一度、大木を見つめます。
その口調は、まるで語りかけるようでした。
「…最後にもう一度言うわ。レオ殿下を、お放しなさい。」
大木がその枝を大きく振るい、エリス達に襲いかかります。
しかし、その枝は彼女達に届く事はなく、途中で止まりました。
「…確かにあなたは、この3年間で更に強くなった。でも同時に、私も強くなったの。」
枝が止まった場所から、七色の光が溢れ出します。
「…もう、これ以上私の大切な人達を傷つけさせたりしないわ!」
エリスがもう一度、大木を見つめます。
その口調は、まるで語りかけるようでした。
「…最後にもう一度言うわ。レオ殿下を、お放しなさい。」
大木がその枝を大きく振るい、エリス達に襲いかかります。
しかし、その枝は彼女達に届く事はなく、途中で止まりました。
「…確かにあなたは、この3年間で更に強くなった。でも同時に、私も強くなったの。」
枝が止まった場所から、七色の光が溢れ出します。
「…もう、これ以上私の大切な人達を傷つけさせたりしないわ!」