シルティアの魔術師
光が消えると、最初に映ったのは動かなくなった大木と、その前で子どもを抱き起こすエリスの姿でした。
「レオ殿下、大丈夫ですか?」
エリスが子どもに声をかけると、彼は目を覚ましました。
「ん…あれ、あなたは…?」
「私は…エリス=フリートルと申します。殿下、ご無事で良かったです。…立てますか?」
子どもは頷き、エリスの手を借りながらヨロヨロと立ち上がりました。
「…申し訳ございません、本来ならばもう少しゆっくりして頂くべきなのですが、何分ここは危ない場所なので。…さぁ、森の外に参りましょう。」
そう言うと、エリスは殿下の手を引き、歩き出しました。
「レオ殿下、大丈夫ですか?」
エリスが子どもに声をかけると、彼は目を覚ましました。
「ん…あれ、あなたは…?」
「私は…エリス=フリートルと申します。殿下、ご無事で良かったです。…立てますか?」
子どもは頷き、エリスの手を借りながらヨロヨロと立ち上がりました。
「…申し訳ございません、本来ならばもう少しゆっくりして頂くべきなのですが、何分ここは危ない場所なので。…さぁ、森の外に参りましょう。」
そう言うと、エリスは殿下の手を引き、歩き出しました。