シルティアの魔術師
ーその瞬間。


金色の鳥がピクリと動き、商業地区の方を向きました。


その羽根が、にわかに逆立ちます。


「…もう大分、近くに来てるみたいね。」


そう言うと、エリスは金色の鳥の背に手を当てました。
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