シルティアの魔術師
「…さよなら、タートス。」

「ー姉上っ…!」


ータートスの言葉を待つ事なく、金色の鳥はエリスを背に乗せ、上空へと飛び立って行きました。


次第に彼女達の姿は小さくなり、その鳥の姿は上空で太陽のように輝きました。



商業地区の方面から微かに騒ぎ声が聞こえます。


その騒ぎ声は次第に大きくなり、何かが、空に向かって放たれました。
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