シルティアの魔術師
古く劣化した紙はまるで新しい紙のように白く戻ってゆき、白紙の紙の上には次々と文字が浮かんでゆきます。


「シルティアの魔術師の記録…?」


私は紙面に浮かんでいく文字を拾って行きました。
浮かび方は順不同だったので、単語を拾っていく事しか出来ませんでした。


「…宮廷魔術師、エリス…?」


ーその瞬間。
突然本が強い光を発し、私はその光に包まれました。
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