シルティアの魔術師
木々を掻き分けて進んで行くと、やがて他よりも一等大きい大木に辿り着いた。


ザァ…

大木の木の葉が擦れる音が森の中に響いた。


今までの木々とは比べものにならない程の存在感と、不気味さ。


しかし何故かそこに私は言いようもない魅力を感じた。



私は引き寄せられるように、その大木に近づいた。
< 97 / 141 >

この作品をシェア

pagetop