君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
「私、東野さんの秘書です!東野さんの忘れ物なら私が取りに行くべきだと思います!電話を受けたのも私なので。なので藤原係長は気にせず、たまには早くお帰り下さい」
「あっ…おい!櫻田!」
一気に言い、私は一目散にオフィスを後にした。
後ろから藤原係長が、私を呼ぶ声が聞こえたけど止まることなく、会社を後にする。
これくらいの仕事、私にだって出来るわ!
確かに営業に関しては何も分からない素人よ。でも…忘れ物を取りに行くくらい、行かせてくれてもいいじゃない。
「あ―…すっごい悔しい!」
会社から少し離れたところで、駆け足だった足をゆるめ、ゆっくりと歩道を歩く。
悔しさから涙が出そうになったため、慌てて上を向き空を見上げた。
さっきからケータイがうるさく鳴り響く。
きっと藤原係長だろう。
そっとカバンからケータイを取り出し、電源を落とした。
「ごめんなさい。…でもこれくらいの仕事、させて下さい」
そっと呟き、田所部長との待ち合わせ場所へと向かった。
ーーーーーーーー
ーーーーー
「うわぁ…ここのホテル初めて来たわ」
思わずエントランスから上を見上げてしまうほど、豪華なホテル。
「あっ…おい!櫻田!」
一気に言い、私は一目散にオフィスを後にした。
後ろから藤原係長が、私を呼ぶ声が聞こえたけど止まることなく、会社を後にする。
これくらいの仕事、私にだって出来るわ!
確かに営業に関しては何も分からない素人よ。でも…忘れ物を取りに行くくらい、行かせてくれてもいいじゃない。
「あ―…すっごい悔しい!」
会社から少し離れたところで、駆け足だった足をゆるめ、ゆっくりと歩道を歩く。
悔しさから涙が出そうになったため、慌てて上を向き空を見上げた。
さっきからケータイがうるさく鳴り響く。
きっと藤原係長だろう。
そっとカバンからケータイを取り出し、電源を落とした。
「ごめんなさい。…でもこれくらいの仕事、させて下さい」
そっと呟き、田所部長との待ち合わせ場所へと向かった。
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「うわぁ…ここのホテル初めて来たわ」
思わずエントランスから上を見上げてしまうほど、豪華なホテル。