君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
運転している東野さんの横顔を盗み見る。
女じゃなかったら、こんな風に家まで送ってくれたりしないわよね?
東野さん…勝手に少しくらい自惚れちゃってもいいですか?
それに―…
「櫻田。…そんなに俺の秘書として働きたいなら明日からついてこい」
「えっ…?」
突然の思いもよらぬ東野さんの言葉に、頭がフリーズ。
今なんて言った!?
私の聞き間違えじゃないわよね?
ちょうど信号が赤になり、車は停止。すると東野さんがこちらに視線を向けてきた。
もちろん私は東野さんを見つめていたから、自然と目が合ってしまい、つい顔が熱くなってしまう。
「櫻田。お前に任せてみるよ。…櫻田の努力の五年間、見せてもらいたいしな」
「東野さん…」
ヤバイ!また涙が出そうだ!
ちょうどタイミングよく信号は青に変わり、車が走り出す。
東野さんはまた前方へと視線を戻した。
良かった。この姿を見られずにすんで。
そのまま私も窓へと視線を向け、喜びを噛み締めていた。
嬉しい…嬉しすぎるよ。
櫻田菜々子。
東野さんの信頼を少しだけ得られた…かな?
「…あれ?何か忘れているような…」
女じゃなかったら、こんな風に家まで送ってくれたりしないわよね?
東野さん…勝手に少しくらい自惚れちゃってもいいですか?
それに―…
「櫻田。…そんなに俺の秘書として働きたいなら明日からついてこい」
「えっ…?」
突然の思いもよらぬ東野さんの言葉に、頭がフリーズ。
今なんて言った!?
私の聞き間違えじゃないわよね?
ちょうど信号が赤になり、車は停止。すると東野さんがこちらに視線を向けてきた。
もちろん私は東野さんを見つめていたから、自然と目が合ってしまい、つい顔が熱くなってしまう。
「櫻田。お前に任せてみるよ。…櫻田の努力の五年間、見せてもらいたいしな」
「東野さん…」
ヤバイ!また涙が出そうだ!
ちょうどタイミングよく信号は青に変わり、車が走り出す。
東野さんはまた前方へと視線を戻した。
良かった。この姿を見られずにすんで。
そのまま私も窓へと視線を向け、喜びを噛み締めていた。
嬉しい…嬉しすぎるよ。
櫻田菜々子。
東野さんの信頼を少しだけ得られた…かな?
「…あれ?何か忘れているような…」