君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
小山君の言葉にドキッとしてしまう。
「あの次の日から東野部長、櫻田さんのこと使いまくりじゃないですか!外回りまで一緒に行っちゃってるし。みんなそりゃもう驚きまくりですよ!?」
「…あはは…」
なんとも言えぬ気持ちになってしまった。
そう。次の日から東野さんは本当に私を秘書として扱ってくれた。
外回りも一緒に連れていってくれて、営業先に私のことを秘書として紹介してくれて…。
夢にまでみた東野さんとの仕事を今やっと叶えられた。
「…ちょっと櫻田さん。何でにやけてるんすか?」
「えぇっ!?うそ!」
慌てて頬に手を当てる。
「…本当っすよ。うわの空でしたよ。あ―…なんか複雑な気分っす。憧れの東野部長が女にうつつを抜かすなんて」
そう言うと小山君は大きな溜め息を漏らした。
「ちょっとちょっと!いつ東野さんが女にうつつを抜かしたって言うのよ」
「えぇ―…そりゃ櫻田さんに決まってるじゃないっすか」
「そんなわけないでしょ!?…東野さんの女嫌いは健在よ」
「えっ…じゃあなんで櫻田さんは…?」
「…私が聞きたいくらいよ」
「あの次の日から東野部長、櫻田さんのこと使いまくりじゃないですか!外回りまで一緒に行っちゃってるし。みんなそりゃもう驚きまくりですよ!?」
「…あはは…」
なんとも言えぬ気持ちになってしまった。
そう。次の日から東野さんは本当に私を秘書として扱ってくれた。
外回りも一緒に連れていってくれて、営業先に私のことを秘書として紹介してくれて…。
夢にまでみた東野さんとの仕事を今やっと叶えられた。
「…ちょっと櫻田さん。何でにやけてるんすか?」
「えぇっ!?うそ!」
慌てて頬に手を当てる。
「…本当っすよ。うわの空でしたよ。あ―…なんか複雑な気分っす。憧れの東野部長が女にうつつを抜かすなんて」
そう言うと小山君は大きな溜め息を漏らした。
「ちょっとちょっと!いつ東野さんが女にうつつを抜かしたって言うのよ」
「えぇ―…そりゃ櫻田さんに決まってるじゃないっすか」
「そんなわけないでしょ!?…東野さんの女嫌いは健在よ」
「えっ…じゃあなんで櫻田さんは…?」
「…私が聞きたいくらいよ」