君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
「まぁ…桜子もさ、急には無理かもしれないけど、きっといつか好きな人が出来るんじゃない?」
「好きな人…ねぇ」
「そうしたらきっと私の気持ちが分かるわよ。男勝りな桜子にも、ね」
「あっそ。…まぁ、そん時は相談に乗ってくれよ」
二本目の缶ビールを飲み干し、立ち上がる桜子。
「んじゃひとっ風呂といくか。お先に~」
「あっ…ちょっと桜子!自分で片付けくらいしなさいよ!また翔ちゃんに怒られるわよ!」
「菜々子よろしく~」
「…っもう!」
ーーーーーーーー
ーーーーー
「櫻田さん~?聞いたわよ。あなた東野部長と一緒に出張に行くんですって?」
「橘さん…」
次の日の朝、出勤しロッカールームへと行くと、橘さんが待ち構えていた。
全く。なんて早い情報網かしら。もう橘さんの耳に入ってるなんて。
「いいわね~。大好きな彼と三日間も一緒にいられるなんて。何かあるといいわね。大きな進展が」
全然励まされてる気がしないんですけど。
「まぁ…あの東野部長に限ってそんな間違いは100%ないでしょうけどね。せいぜい最大のチャンスを生かしてちょうだい」
「好きな人…ねぇ」
「そうしたらきっと私の気持ちが分かるわよ。男勝りな桜子にも、ね」
「あっそ。…まぁ、そん時は相談に乗ってくれよ」
二本目の缶ビールを飲み干し、立ち上がる桜子。
「んじゃひとっ風呂といくか。お先に~」
「あっ…ちょっと桜子!自分で片付けくらいしなさいよ!また翔ちゃんに怒られるわよ!」
「菜々子よろしく~」
「…っもう!」
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「櫻田さん~?聞いたわよ。あなた東野部長と一緒に出張に行くんですって?」
「橘さん…」
次の日の朝、出勤しロッカールームへと行くと、橘さんが待ち構えていた。
全く。なんて早い情報網かしら。もう橘さんの耳に入ってるなんて。
「いいわね~。大好きな彼と三日間も一緒にいられるなんて。何かあるといいわね。大きな進展が」
全然励まされてる気がしないんですけど。
「まぁ…あの東野部長に限ってそんな間違いは100%ないでしょうけどね。せいぜい最大のチャンスを生かしてちょうだい」