君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
エレベーターはゆっくりと上がっていく。
「あっ、そういえば櫻田さんは来月の社内旅行には参加するの?」
「社内旅行?あー...。そういえばもうそんな時期なのね」
去年までは一応なんだかんだ言って毎年参加してはいたけど。
「私は不参加かしら。きっと東野さんは殺人的スケジュールを組んでいるはずだから。私だけが社内旅行に行くわけにはいかないわ」
「あら、そうなの。それは残念だわ。毎年櫻田さんとのボディ対決を楽しみにしていたのに」
そんなのもあったわね。
何かとライバル視する橘さんは、毎年私とお風呂に入ってはスリーサイズやプロポーション対決を挑んできたのよね。
「今年は不戦勝で結構よ」
ちょうどエレベーターは着き、秘書課へと向かう。
「あっ、おはよう!ちょうど良かった!今から営業部へと行くところだったんだ」
「えっ...あっ!副社長!おはようございます」
「副社長、おはようございます。遅くなってしまい申し訳ありませんでした」
さすがは橘さん。私とは違い完璧な振る舞いだわ。慌てふためく私はなんて秘書らしくないのだろうとさえ、思ってしまうわ。
「いやいや、俺が早く着いたんだ。橘くんが謝ることじゃない。さて、と。そんなわけで櫻田さん、営業部までご一緒してもいいかな?」
「はっ、はい!」
「あっ、そういえば櫻田さんは来月の社内旅行には参加するの?」
「社内旅行?あー...。そういえばもうそんな時期なのね」
去年までは一応なんだかんだ言って毎年参加してはいたけど。
「私は不参加かしら。きっと東野さんは殺人的スケジュールを組んでいるはずだから。私だけが社内旅行に行くわけにはいかないわ」
「あら、そうなの。それは残念だわ。毎年櫻田さんとのボディ対決を楽しみにしていたのに」
そんなのもあったわね。
何かとライバル視する橘さんは、毎年私とお風呂に入ってはスリーサイズやプロポーション対決を挑んできたのよね。
「今年は不戦勝で結構よ」
ちょうどエレベーターは着き、秘書課へと向かう。
「あっ、おはよう!ちょうど良かった!今から営業部へと行くところだったんだ」
「えっ...あっ!副社長!おはようございます」
「副社長、おはようございます。遅くなってしまい申し訳ありませんでした」
さすがは橘さん。私とは違い完璧な振る舞いだわ。慌てふためく私はなんて秘書らしくないのだろうとさえ、思ってしまうわ。
「いやいや、俺が早く着いたんだ。橘くんが謝ることじゃない。さて、と。そんなわけで櫻田さん、営業部までご一緒してもいいかな?」
「はっ、はい!」