君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
そんな俺達にゆっくりと近付く三田社長。
そしてそっと囁いた。
「俺だって鬼じゃない。お前の秘書を一晩貸してくれればチャラにしてやろう」
なっ...!
こいつ、人が下手に出てりゃあ付け上がりやがって!
こんな奴がいるから、女も変に付け上がるんだ。
怒りを押さえることが出来ず、言葉を口にしようとした瞬間、
「三田社長」
「おっ!物分かりがいいじゃねぇか」
「櫻田...?」
おい、待て。
何を考えてるんだ?
まさか責任とって言いなりになろうなんて考えてるのか?
櫻田を止めようと足を数歩前に出したが、すぐに俺の足は止まった。
なぜなら、櫻田が三田社長の胸ぐらを掴んでいたから。
予想外の光景にただ俺は見ているだけしか出来なかった。
「なっ、何をする!」
「三田社長、あなたは人間のクズですね。社長なら何を言っても何をやっても許されると思っているんですか?」
「なっ、なんだと!?」
「あなたみたいな人間のクズに頭を下げるくらいなら、ボコボコにして仕事を辞めてやります!女の私にだってプライドはありますから!」
そう言ってそのまま三田社長を投げ飛ばす。
俺の目の前にいるのは、本当にあの櫻田なのか?
なんでもテキパキこなし、頭の回転が早い櫻田?
つーか人間のクズって...。
さっきの櫻田の言葉を思い出し、俺は我慢出来なくなり声をあげて笑ってしまった。
「とっ、東野さん?」
「あー...俺、こんなに笑ったの久々だ」
でも、そうか。【女のプライド】ね。
ふと辺りを見ると三田社長の姿はなかった。
するとなぜか櫻田は俺に頭を下げて謝ってきた。
「おいおい、さっきまでの威勢はどうした」
女のくせして、あそこまで言えるなんて大したもんなのに。
「でっ、でも...」
なるほどね。契約のことを気にしているのか。
そしてそっと囁いた。
「俺だって鬼じゃない。お前の秘書を一晩貸してくれればチャラにしてやろう」
なっ...!
こいつ、人が下手に出てりゃあ付け上がりやがって!
こんな奴がいるから、女も変に付け上がるんだ。
怒りを押さえることが出来ず、言葉を口にしようとした瞬間、
「三田社長」
「おっ!物分かりがいいじゃねぇか」
「櫻田...?」
おい、待て。
何を考えてるんだ?
まさか責任とって言いなりになろうなんて考えてるのか?
櫻田を止めようと足を数歩前に出したが、すぐに俺の足は止まった。
なぜなら、櫻田が三田社長の胸ぐらを掴んでいたから。
予想外の光景にただ俺は見ているだけしか出来なかった。
「なっ、何をする!」
「三田社長、あなたは人間のクズですね。社長なら何を言っても何をやっても許されると思っているんですか?」
「なっ、なんだと!?」
「あなたみたいな人間のクズに頭を下げるくらいなら、ボコボコにして仕事を辞めてやります!女の私にだってプライドはありますから!」
そう言ってそのまま三田社長を投げ飛ばす。
俺の目の前にいるのは、本当にあの櫻田なのか?
なんでもテキパキこなし、頭の回転が早い櫻田?
つーか人間のクズって...。
さっきの櫻田の言葉を思い出し、俺は我慢出来なくなり声をあげて笑ってしまった。
「とっ、東野さん?」
「あー...俺、こんなに笑ったの久々だ」
でも、そうか。【女のプライド】ね。
ふと辺りを見ると三田社長の姿はなかった。
するとなぜか櫻田は俺に頭を下げて謝ってきた。
「おいおい、さっきまでの威勢はどうした」
女のくせして、あそこまで言えるなんて大したもんなのに。
「でっ、でも...」
なるほどね。契約のことを気にしているのか。