君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
どんなに忙しくても、時間がなくても、朝の珈琲だけは飲まずにはいられない。
そのままマグカップに注ぎ、ソファーへゆっくりと腰をおろし、珈琲を口に含む。
そして、ニュース番組でも見ようとリモコンへと手を伸ばした時、来客を知らせるインターホンの音が部屋中に響き渡った。
「...誰だ?こんな朝早くに」
しかも休日だぞ?
立ち上がり、ドアホンのカメラ画面を見てみると、そこには笑顔でカメラに向かって手を振る藤原の姿があった。
『おーい、東野いるんだろ?早く開けろよ』
開けろよって...。一体何様のつもりだ。
呆れながらも、居留守は使えそうにないだろうと思い、玄関へと向かい、ドアを開ける。
「おはよう、東野」
「おはよう。なに?こんな朝早くにそんな格好で」
なぜか藤原の服装は、休日に似つかわしくないスーツ姿。
「おいおい、そんな言い方はないんじゃねぇの?東野が心配で、徹夜明けで来てやったっていうのによ」
「は?徹夜?」
「あぁ。仕事が終わらなくてな。東野の話も早く聞きたかったし、なら帰らず仕事を終わりにしちまおうと思ってな」
そう話ながら、当たり前かのように部屋へと上がり込む藤原。
「おい!なに勝手にあがってんだよ!」
「いいだろ?別に。どーせ東野のことだから、部屋はきれいだろ?困らねぇじゃん」
「そういう問題じゃねぇだろ」
そう言いながらも、藤原の足は止まらず、真っ直ぐにリビングへと向かう。
「相変わらずきれいすぎて落ち着かない部屋」
「うるせぇ」
藤原はソファーに座り、勝手にテレビをつける。
もうこうなってしまったら、目的を果たすまで帰らないだろう。そう思った俺はキッチンへと向かい、藤原の分の珈琲を淹れた。
「ほら、飲めよ」
テレビを見ている藤原に差し出すと、直ぐ様受け取った。
「やった。東野が淹れた珈琲ってなんでか上手いんたよな」
「そりゃどうも」
そのままマグカップに注ぎ、ソファーへゆっくりと腰をおろし、珈琲を口に含む。
そして、ニュース番組でも見ようとリモコンへと手を伸ばした時、来客を知らせるインターホンの音が部屋中に響き渡った。
「...誰だ?こんな朝早くに」
しかも休日だぞ?
立ち上がり、ドアホンのカメラ画面を見てみると、そこには笑顔でカメラに向かって手を振る藤原の姿があった。
『おーい、東野いるんだろ?早く開けろよ』
開けろよって...。一体何様のつもりだ。
呆れながらも、居留守は使えそうにないだろうと思い、玄関へと向かい、ドアを開ける。
「おはよう、東野」
「おはよう。なに?こんな朝早くにそんな格好で」
なぜか藤原の服装は、休日に似つかわしくないスーツ姿。
「おいおい、そんな言い方はないんじゃねぇの?東野が心配で、徹夜明けで来てやったっていうのによ」
「は?徹夜?」
「あぁ。仕事が終わらなくてな。東野の話も早く聞きたかったし、なら帰らず仕事を終わりにしちまおうと思ってな」
そう話ながら、当たり前かのように部屋へと上がり込む藤原。
「おい!なに勝手にあがってんだよ!」
「いいだろ?別に。どーせ東野のことだから、部屋はきれいだろ?困らねぇじゃん」
「そういう問題じゃねぇだろ」
そう言いながらも、藤原の足は止まらず、真っ直ぐにリビングへと向かう。
「相変わらずきれいすぎて落ち着かない部屋」
「うるせぇ」
藤原はソファーに座り、勝手にテレビをつける。
もうこうなってしまったら、目的を果たすまで帰らないだろう。そう思った俺はキッチンへと向かい、藤原の分の珈琲を淹れた。
「ほら、飲めよ」
テレビを見ている藤原に差し出すと、直ぐ様受け取った。
「やった。東野が淹れた珈琲ってなんでか上手いんたよな」
「そりゃどうも」