君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
私はずっと彼の去っていく姿をただジッて見つめてしまっていた。
ーーーーーーー
ーーーーー
この時の私には、この気持ちが一体なんなのかなんて分からなかった。
だけど、気付くのにそう時間はかからなかった。
私は、自分でも無意識のうちに彼の姿を目で追ってしまっていた。
気付いたのは―…
彼とバッチリ目があった時。
その時は驚いてしまって、すぐに目を反らしてしまっけど、それと同時に気付いてしまった。
私…彼のことが気になってるんだって。
ーーーーーー
ーーー
「…それからさ、私…物凄く仕事人間になったんだよねぇ。彼に似合う女になりたくて。…女嫌いな彼にただ1人愛される女になりたくて。…秘書課に配属されて社内での評判も上々だとは思うんだけどなぁ…」
「バーカ!そんなんで恋愛対象になるかよ」
桜子のキツイ突っ込みは相変わらずだ。
「だって!…だって東野さんってなんでも完璧なんだよ!?独身なくせに身なりもキチッとしてるし、仕事のミスもないし…家事や料理も出来るって噂だし」
「アハハハハ!菜々子とは大違いじゃん!」
「桜子!!」
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この時の私には、この気持ちが一体なんなのかなんて分からなかった。
だけど、気付くのにそう時間はかからなかった。
私は、自分でも無意識のうちに彼の姿を目で追ってしまっていた。
気付いたのは―…
彼とバッチリ目があった時。
その時は驚いてしまって、すぐに目を反らしてしまっけど、それと同時に気付いてしまった。
私…彼のことが気になってるんだって。
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「…それからさ、私…物凄く仕事人間になったんだよねぇ。彼に似合う女になりたくて。…女嫌いな彼にただ1人愛される女になりたくて。…秘書課に配属されて社内での評判も上々だとは思うんだけどなぁ…」
「バーカ!そんなんで恋愛対象になるかよ」
桜子のキツイ突っ込みは相変わらずだ。
「だって!…だって東野さんってなんでも完璧なんだよ!?独身なくせに身なりもキチッとしてるし、仕事のミスもないし…家事や料理も出来るって噂だし」
「アハハハハ!菜々子とは大違いじゃん!」
「桜子!!」