君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
移動初日にこんな歓迎を受けてしまって、私はこの先ここでどうやって生きていったらいいのだろうか。
それにしても東野さんって本当に女に容赦ないというか…頭にくる。
普通の女の子だったら泣くのが当たり前かもしれない。
でも私は絶対泣かない!
泣いたら負け。「やっぱり女は…」って言われるのがオチ。
「…よし!」
周りの雑音にかき消されるくらいの声だけど、自分自身に気合いを入れて給湯室へと向かった。
こうなったらお茶係でもなんでもやってやろうじゃない!
仕事は仕事!
給湯室へと足を踏み入れると、そこは男の一人暮らしのキッチンと化していた。
「うっ…これはひどい」
使用済みカップの山。
ゴミ箱がいっぱいで悲鳴をあげてるっていうのに、それでも誰もゴミをまとめようとせず溢れているゴミ…
使ったままのコーヒーメーカー。
かろうじて来客用の湯のみ茶碗だけはきれいに棚に並べられていた。
「まずはお掃除からかな…」
腕を捲り、戦闘体勢に入る。
マグカップを洗うが汚れ落ちないからハイターにかけて、ゴミをまとめて捨てて…
気付けば一時間が過ぎていた。
時計を見ると、10時過ぎ。
それにしても東野さんって本当に女に容赦ないというか…頭にくる。
普通の女の子だったら泣くのが当たり前かもしれない。
でも私は絶対泣かない!
泣いたら負け。「やっぱり女は…」って言われるのがオチ。
「…よし!」
周りの雑音にかき消されるくらいの声だけど、自分自身に気合いを入れて給湯室へと向かった。
こうなったらお茶係でもなんでもやってやろうじゃない!
仕事は仕事!
給湯室へと足を踏み入れると、そこは男の一人暮らしのキッチンと化していた。
「うっ…これはひどい」
使用済みカップの山。
ゴミ箱がいっぱいで悲鳴をあげてるっていうのに、それでも誰もゴミをまとめようとせず溢れているゴミ…
使ったままのコーヒーメーカー。
かろうじて来客用の湯のみ茶碗だけはきれいに棚に並べられていた。
「まずはお掃除からかな…」
腕を捲り、戦闘体勢に入る。
マグカップを洗うが汚れ落ちないからハイターにかけて、ゴミをまとめて捨てて…
気付けば一時間が過ぎていた。
時計を見ると、10時過ぎ。