君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
ーーーーーー
ーーー
数日後。
「...本当にいいんだね?これで」
「はい。充分考えて決めたので」
「分かったよ。上には私から伝えておくよ。...東野部長にはどうする?」
「東野さんには...私からちゃんと伝えます。では、業務に戻りますので失礼します」
上司に一礼し、秘書課を後にする。
「はぁ、緊張した」
だけど、迷いも後悔もない。...あとは東野さんに伝えるだけ。
伝えるなら、早い方がいいよね?
「よし!」
そろそろ行かないと。営業部へ。
ーーーーーー
ーーー
「おはようございます」
「おはよう。今日なんだがー...」
「はい」
いつものように指示してもらい、スケジュール帳に書き込む。
「以上だ。何かあるか?」
「あっ、はい。えっとー...」
今日、休憩時間にちょっと時間取ってもらってもいいですか?なんて、言いづらいな。
「櫻田?」
いつものように、仕事終わってから東野さんの家で待っていればいいかな?
でも、先に人事部から東野さんの耳に入ったりしても困るし。
「すみません、なんでもありません。業務に戻ります」
やっぱり言えないわ。しかもみんなが仕事している中で。考えてみたら、東野さんと外回り以外に二人でランチなんてしたことないし。急に行って他の人に見られて、不審に思われても困るしね。
自分にそう言い聞かせ、デスクに戻りパソコンを起動させる。
「櫻田、これ。追加でよろしく」
「あっ、はい!」
それだけ言うと、一枚の紙をそっと机に置いていく東野さん。
なんだろ?
紙に目を通す。するとそこには。
《たまには、昼飯一緒に食べよう》
そう書かれていた。
東野さん...。
思わず東野さんを見つめてしまう。
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数日後。
「...本当にいいんだね?これで」
「はい。充分考えて決めたので」
「分かったよ。上には私から伝えておくよ。...東野部長にはどうする?」
「東野さんには...私からちゃんと伝えます。では、業務に戻りますので失礼します」
上司に一礼し、秘書課を後にする。
「はぁ、緊張した」
だけど、迷いも後悔もない。...あとは東野さんに伝えるだけ。
伝えるなら、早い方がいいよね?
「よし!」
そろそろ行かないと。営業部へ。
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「おはようございます」
「おはよう。今日なんだがー...」
「はい」
いつものように指示してもらい、スケジュール帳に書き込む。
「以上だ。何かあるか?」
「あっ、はい。えっとー...」
今日、休憩時間にちょっと時間取ってもらってもいいですか?なんて、言いづらいな。
「櫻田?」
いつものように、仕事終わってから東野さんの家で待っていればいいかな?
でも、先に人事部から東野さんの耳に入ったりしても困るし。
「すみません、なんでもありません。業務に戻ります」
やっぱり言えないわ。しかもみんなが仕事している中で。考えてみたら、東野さんと外回り以外に二人でランチなんてしたことないし。急に行って他の人に見られて、不審に思われても困るしね。
自分にそう言い聞かせ、デスクに戻りパソコンを起動させる。
「櫻田、これ。追加でよろしく」
「あっ、はい!」
それだけ言うと、一枚の紙をそっと机に置いていく東野さん。
なんだろ?
紙に目を通す。するとそこには。
《たまには、昼飯一緒に食べよう》
そう書かれていた。
東野さん...。
思わず東野さんを見つめてしまう。