君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
「菜々子とさ、一緒に仕事をするようになって、まだ一年も経ってないんだよな」
「...そう、ですね」
そう言うと、東野さんは私を見つめる。
「付き合ってまだ数ヶ月しか経ってないけど、菜々子とはずっと一緒にいた感覚にさせられるよ。...ダメな俺も受け入れてくれて、一番欲しい言葉をくれる」
「東野さん...」
「そんな菜々子をこれからもずっと大切にしたいって思うし、幸せにしたいって思う」
...?
ポケットから何か取り出し、そっと前に差し出された。
「えっ...」
これって...。
東野さんを見つめると、東野さんもジッと私を見つめていた。私の胸は急激に高鳴る。
「ニューヨークへ異動の話が出てからずっと考えてた。...そして決めていたよ。菜々子が仕事のパートナーとしてついてきてくれても、ついてきてくれなくても、プロポーズしようって」
「...嘘」
これは夢?
「嘘でこんなことするわけないだろ?...たった数ヶ月間だけど、付き合った日数なんて関係ないって俺は思う。一生一緒にいるって難しいことだと思う。でも俺、菜々子とならずっと一緒にいられると思うんだ。...つーか一緒にいたい」
やだな...。今日は泣かないって決めたのにーー。
涙が勝手に溢れてきちゃう。
「こんな気持ちにさせてくれたのは、菜々子だよ。ー...そんな菜々子とこれからもずっと二人で生きていきたい。...結婚してください」
その言葉を聞いた瞬間、涙はより一層溢れる。
ずっとずっと5年間、こんなシチュエーションを思い描いては、勝手に一人で妄想してた。こう言われたら、こんな風に返事をして。あぁ言われたら、あんな風に返事をして。
ずっとずっと憧れていた。
それが今、現実に起こっている。...なのに、こんなに悲しい気持ちで一杯。だってそうでしょ?私はーー...。
「...そう、ですね」
そう言うと、東野さんは私を見つめる。
「付き合ってまだ数ヶ月しか経ってないけど、菜々子とはずっと一緒にいた感覚にさせられるよ。...ダメな俺も受け入れてくれて、一番欲しい言葉をくれる」
「東野さん...」
「そんな菜々子をこれからもずっと大切にしたいって思うし、幸せにしたいって思う」
...?
ポケットから何か取り出し、そっと前に差し出された。
「えっ...」
これって...。
東野さんを見つめると、東野さんもジッと私を見つめていた。私の胸は急激に高鳴る。
「ニューヨークへ異動の話が出てからずっと考えてた。...そして決めていたよ。菜々子が仕事のパートナーとしてついてきてくれても、ついてきてくれなくても、プロポーズしようって」
「...嘘」
これは夢?
「嘘でこんなことするわけないだろ?...たった数ヶ月間だけど、付き合った日数なんて関係ないって俺は思う。一生一緒にいるって難しいことだと思う。でも俺、菜々子とならずっと一緒にいられると思うんだ。...つーか一緒にいたい」
やだな...。今日は泣かないって決めたのにーー。
涙が勝手に溢れてきちゃう。
「こんな気持ちにさせてくれたのは、菜々子だよ。ー...そんな菜々子とこれからもずっと二人で生きていきたい。...結婚してください」
その言葉を聞いた瞬間、涙はより一層溢れる。
ずっとずっと5年間、こんなシチュエーションを思い描いては、勝手に一人で妄想してた。こう言われたら、こんな風に返事をして。あぁ言われたら、あんな風に返事をして。
ずっとずっと憧れていた。
それが今、現実に起こっている。...なのに、こんなに悲しい気持ちで一杯。だってそうでしょ?私はーー...。