君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
「...さむっ!」
地元とは違って東京は寒くないけど、夜中はやっぱり冷える。
空を見上げるときれいな星空。
「よかった。明日は晴れそう」
うん...私は幸せだよ。
大好きな人がいて、大切な人達が幸せになっていく。これ以上の幸せなんて、望んだらきっとバチが当たってしまうよ。
大好きな人は...やっぱりいつまで経っても大好きな人。この気持ちだけは変えられない。
忘れる努力はするけど、やっぱり好きな気持ちは変えられないもの。こんな幸せの形もあってもいいよね?
ーーーーーーー
ーーーーー
「あなたは、藤原剛を、生涯愛することを誓いますか?」
「...はい、誓います」
沢山の光が降り注ぐ教会の中。神様の前でお互いに手を握りしめ、愛を誓う二人。
「では、誓いのキスを」
もう何度も結婚式には参列したことがあるけど、毎回泣いてしまう。
誓いのキスを終え、こちらに身体を向けた二人は本当に幸せそうに笑っていた。
心からおめでとう!!って叫びたいよ、橘さんに...。
ーーーーーー
ーーーー
「おめでとー!」
「おめでとうございます!」
祝福の言葉と共に空を舞う色とりどりの花弁。そんなフラワーシャワーの中を二人は幸せそうに歩いていく。
「櫻田さん!お久し振りです!」
「小山君!...に相田さんも!お久し振りです」
肩を叩かれ、振り返ると懐かしい人達。
「きゃー!菜々子ちゃんは相変わらず可愛いわね!!」
押さえていたものが爆発してしまったかのように、勢いよく私に抱きついてきた相田さん。
「あっ、相田さんもお変わりないようで...」
抱きつき癖は相変わらずなのね。
「藤原さん、かっこいいっすね!」
「うん...。橘さんも、とっても綺麗」
ゆっくりと歩いていく二人を見つめていた。
「どうですか?仕事の方は」
「うん、前みたいに職場のみんなと仲良くやってるよ。楽しいしね」
「あー...、そうっすか」
なぜか落胆した様子の小山君。不思議に思っていると、相田さんは笑いながら言った。
「菜々子ちゃん!小山っちはガッカリしてるのよ」
「えっ?」
「ちょっ!相田さん!何勝手に言ってるんすか!!」
慌てて止める小山君なんてお構いなしに、話を続ける相田さん。
「小山っちは、菜々子ちゃんに戻って来て欲しいのよ。...ううん、小山っちだけじゃなくて、営業部のみんなそう思ってるんじゃないかしら」
地元とは違って東京は寒くないけど、夜中はやっぱり冷える。
空を見上げるときれいな星空。
「よかった。明日は晴れそう」
うん...私は幸せだよ。
大好きな人がいて、大切な人達が幸せになっていく。これ以上の幸せなんて、望んだらきっとバチが当たってしまうよ。
大好きな人は...やっぱりいつまで経っても大好きな人。この気持ちだけは変えられない。
忘れる努力はするけど、やっぱり好きな気持ちは変えられないもの。こんな幸せの形もあってもいいよね?
ーーーーーーー
ーーーーー
「あなたは、藤原剛を、生涯愛することを誓いますか?」
「...はい、誓います」
沢山の光が降り注ぐ教会の中。神様の前でお互いに手を握りしめ、愛を誓う二人。
「では、誓いのキスを」
もう何度も結婚式には参列したことがあるけど、毎回泣いてしまう。
誓いのキスを終え、こちらに身体を向けた二人は本当に幸せそうに笑っていた。
心からおめでとう!!って叫びたいよ、橘さんに...。
ーーーーーー
ーーーー
「おめでとー!」
「おめでとうございます!」
祝福の言葉と共に空を舞う色とりどりの花弁。そんなフラワーシャワーの中を二人は幸せそうに歩いていく。
「櫻田さん!お久し振りです!」
「小山君!...に相田さんも!お久し振りです」
肩を叩かれ、振り返ると懐かしい人達。
「きゃー!菜々子ちゃんは相変わらず可愛いわね!!」
押さえていたものが爆発してしまったかのように、勢いよく私に抱きついてきた相田さん。
「あっ、相田さんもお変わりないようで...」
抱きつき癖は相変わらずなのね。
「藤原さん、かっこいいっすね!」
「うん...。橘さんも、とっても綺麗」
ゆっくりと歩いていく二人を見つめていた。
「どうですか?仕事の方は」
「うん、前みたいに職場のみんなと仲良くやってるよ。楽しいしね」
「あー...、そうっすか」
なぜか落胆した様子の小山君。不思議に思っていると、相田さんは笑いながら言った。
「菜々子ちゃん!小山っちはガッカリしてるのよ」
「えっ?」
「ちょっ!相田さん!何勝手に言ってるんすか!!」
慌てて止める小山君なんてお構いなしに、話を続ける相田さん。
「小山っちは、菜々子ちゃんに戻って来て欲しいのよ。...ううん、小山っちだけじゃなくて、営業部のみんなそう思ってるんじゃないかしら」