君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
女の友情、上司の信頼?
「藤原係長のバカ野郎―!」
カキーン!と良い音と共に私の叫び声が響き渡る。
本日週末の金曜日。
時刻19時過ぎ。
営業部に赴任してから5日経ち、やっと明日は休み。
溜りに溜まったストレスをどうにか発散したくて、私は一人近くのバッティングセンターへと足を運んでいた。
「ハーッ!スッキリした!」
この五日間は本当に酷かった。
自分で言うのもなんだけど、自分で自分を誉めてあげたいくらいよ。
私なんてあそこでは空気と同じよ。
小山君くらいだわ、私を人として見てくれているのは。
それでもめげずに毎日毎日決まった時間に、コーヒーやら紅茶やら出してはみたものの、小山君以外誰も飲んでくれなかった。
おかげで毎日水分だけでお腹が一杯になっちゃったわよ。
それに―…
一番悔しいのは、東野さんに全く必要とされていないこと。
毎朝、秘書課に寄って東野さんの1日のスケジュールを把握するものの、邪魔者扱い。
スケジュールを知っているのに、何も出来ない私。
「なにもかもダメじゃない」
色々な気持ちがぐちゃぐちゃ。
悔しくて悲しくて…
腹が立ってムカついて…
どうしたらいいのだろう。
カキーン!と良い音と共に私の叫び声が響き渡る。
本日週末の金曜日。
時刻19時過ぎ。
営業部に赴任してから5日経ち、やっと明日は休み。
溜りに溜まったストレスをどうにか発散したくて、私は一人近くのバッティングセンターへと足を運んでいた。
「ハーッ!スッキリした!」
この五日間は本当に酷かった。
自分で言うのもなんだけど、自分で自分を誉めてあげたいくらいよ。
私なんてあそこでは空気と同じよ。
小山君くらいだわ、私を人として見てくれているのは。
それでもめげずに毎日毎日決まった時間に、コーヒーやら紅茶やら出してはみたものの、小山君以外誰も飲んでくれなかった。
おかげで毎日水分だけでお腹が一杯になっちゃったわよ。
それに―…
一番悔しいのは、東野さんに全く必要とされていないこと。
毎朝、秘書課に寄って東野さんの1日のスケジュールを把握するものの、邪魔者扱い。
スケジュールを知っているのに、何も出来ない私。
「なにもかもダメじゃない」
色々な気持ちがぐちゃぐちゃ。
悔しくて悲しくて…
腹が立ってムカついて…
どうしたらいいのだろう。