君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
だいぶ酔っている身体は言うことを聞いてくれないようで、足取りはさっきよりも、ふらふら。
げっ!ちょっとやだ。東野さんのいる前で…
チラッと東野さんを見ると、ジッとオヤジを見つめていた。
そんな東野さんの視線に気付いたのか、オヤジも私から東野さんへと視線を向ける。
どうしよう…やっぱり顔見知りだよね?
だってこのオヤジ、ものすっごく偉そうだよね?
あれほどスッキリした!と、後悔なんてしていなかったのに、今の現状にやはり後悔…
だって、東野さんに迷惑掛けちゃったかもしれないから。
しばしお互い見つめ合っていたが、先に口を開いたのはオヤジの方だった。
「はっ!どこかで見た顔だと思ったら、いけ好かねぇ部長さんじゃねぇかよ」
「…ご無沙汰しております。三田社長」
嫌味を言われたというのに、東野さんは言い返すどころか、オヤジに頭を下げた。
「おいおい、まさかこの女、お前さんの秘書とかって言うんじゃねぇだろうなぁ?」
「…櫻田は自分の秘書ですが、なにか?」
「アッハハ!こりゃいい!能無し部長様には、ぴったりの常識知らずなクソ女だな」
なっ…!
なんですと!?
げっ!ちょっとやだ。東野さんのいる前で…
チラッと東野さんを見ると、ジッとオヤジを見つめていた。
そんな東野さんの視線に気付いたのか、オヤジも私から東野さんへと視線を向ける。
どうしよう…やっぱり顔見知りだよね?
だってこのオヤジ、ものすっごく偉そうだよね?
あれほどスッキリした!と、後悔なんてしていなかったのに、今の現状にやはり後悔…
だって、東野さんに迷惑掛けちゃったかもしれないから。
しばしお互い見つめ合っていたが、先に口を開いたのはオヤジの方だった。
「はっ!どこかで見た顔だと思ったら、いけ好かねぇ部長さんじゃねぇかよ」
「…ご無沙汰しております。三田社長」
嫌味を言われたというのに、東野さんは言い返すどころか、オヤジに頭を下げた。
「おいおい、まさかこの女、お前さんの秘書とかって言うんじゃねぇだろうなぁ?」
「…櫻田は自分の秘書ですが、なにか?」
「アッハハ!こりゃいい!能無し部長様には、ぴったりの常識知らずなクソ女だな」
なっ…!
なんですと!?