君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
私のことならともかく、東野さんが能無し部長っ!?
「若いくせして口ばかりでかい。なんも知らん小僧が毎回毎回、生意気言いやがって。俺はおめぇみてぇなのが一番嫌いなんだよ!」
そう言うとオヤジは、力任せに東野さんの押し退ける。
ちょっ…!なんなの!?この人!
確かに偉い社長様かもしれないけど、偉いからってなにもかも許されるとでも思っているの!?
でも東野さんは、何も言い返すことなく、ただオヤジに頭を下げているだけだった。
そんな東野さんを見ていると、凄く悔しい気持ちで一杯になってしまって、私はただ、三田社長というオヤジを睨み付けていた。
「今日の俺の気分は最悪だ。なんでか分かるよなぁ?…お前さんのところとは今日限りの付き合いにしても構わんよな?」
「そっ、それは―…」
「それは困るよな?なんたってお前さんが頑張って取った契約だからな?…でも俺はその隣にいる秘書のおかげで、散々嫌な思いをしたんだ」
「えっ…」
オヤジに指差されると、驚いた面持ちで私を見つめる東野さん。
「俺の誘いを断った挙げ句、ワインを顔にかけられ恥をかかされた。…部下の責任をどう取ってくれるかね?」
「若いくせして口ばかりでかい。なんも知らん小僧が毎回毎回、生意気言いやがって。俺はおめぇみてぇなのが一番嫌いなんだよ!」
そう言うとオヤジは、力任せに東野さんの押し退ける。
ちょっ…!なんなの!?この人!
確かに偉い社長様かもしれないけど、偉いからってなにもかも許されるとでも思っているの!?
でも東野さんは、何も言い返すことなく、ただオヤジに頭を下げているだけだった。
そんな東野さんを見ていると、凄く悔しい気持ちで一杯になってしまって、私はただ、三田社長というオヤジを睨み付けていた。
「今日の俺の気分は最悪だ。なんでか分かるよなぁ?…お前さんのところとは今日限りの付き合いにしても構わんよな?」
「そっ、それは―…」
「それは困るよな?なんたってお前さんが頑張って取った契約だからな?…でも俺はその隣にいる秘書のおかげで、散々嫌な思いをしたんだ」
「えっ…」
オヤジに指差されると、驚いた面持ちで私を見つめる東野さん。
「俺の誘いを断った挙げ句、ワインを顔にかけられ恥をかかされた。…部下の責任をどう取ってくれるかね?」