君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
責任って…
「櫻田…本当なのか?」
「東野さん…」
ごめんなさい…。あの時はただ、腹が立って仕方なくて、うちの会社の取引先だとか、そんな考えなんて全くなかった。
…私、本当に秘書失格だわ。
ただ感情で動いてしまった結果。
「本当に決まってるだろう!…なぁ、俺だって鬼じゃねぇ。話によっては考え直してやるさ」
そう言うとオヤジは私達に近付き、そっと囁いた。
「お前の秘書を今夜一晩貸してくれれば、チャラにしてやろう」
……!!
「悪い話じゃないだろう?」
ヤバイ…
理性では分かっているの。ちゃんと止めてあげているの。でも…本能のまま生きる自分を止めてあげることがどうしても出来ないわ!
この人、本当に女をなめすぎている!
「三田社長」
「おっ!物分かりの良い秘書じゃねぇか。能無し部長より利口だな。来い」
私が笑顔で近づいたからか、勘違いをして手を差し伸べる始末。誰がそんな手に触れるものですか!
「櫻田…?」
背後からは私の名前を呼ぶ東野さんの声が聞こえる。
東野さん、ごめんなさい。私はそんな縦社会のルールを守ってペコペコ出来るような人間じゃないみたいです。
「櫻田…本当なのか?」
「東野さん…」
ごめんなさい…。あの時はただ、腹が立って仕方なくて、うちの会社の取引先だとか、そんな考えなんて全くなかった。
…私、本当に秘書失格だわ。
ただ感情で動いてしまった結果。
「本当に決まってるだろう!…なぁ、俺だって鬼じゃねぇ。話によっては考え直してやるさ」
そう言うとオヤジは私達に近付き、そっと囁いた。
「お前の秘書を今夜一晩貸してくれれば、チャラにしてやろう」
……!!
「悪い話じゃないだろう?」
ヤバイ…
理性では分かっているの。ちゃんと止めてあげているの。でも…本能のまま生きる自分を止めてあげることがどうしても出来ないわ!
この人、本当に女をなめすぎている!
「三田社長」
「おっ!物分かりの良い秘書じゃねぇか。能無し部長より利口だな。来い」
私が笑顔で近づいたからか、勘違いをして手を差し伸べる始末。誰がそんな手に触れるものですか!
「櫻田…?」
背後からは私の名前を呼ぶ東野さんの声が聞こえる。
東野さん、ごめんなさい。私はそんな縦社会のルールを守ってペコペコ出来るような人間じゃないみたいです。